1.特色ある取組の概要

中学3年生が総合的な学習の時間において、地域の課題を発見し、解決のための提案を行った。「観光」「漁業」「高齢者福祉」「子育て支援」の4つのグループ(ペア)に分かれ、インタビュー活動やアンケート調査等により、地域の実態を把握し、行政職員・保護者を対象に提案発表を行った。

2.各校のふるさと教育のねらいを達成するための授業(活動)のポイント(工夫) 

○ 西ノ島町役場との連携
公民館がコーディネートを行い、西ノ島町役場職員と対話的な学習(地域の現状と取組)、その役場職員が調査活動においての相談役を担った。
○ グループでの学習
協働、関心・興味、自分の強みを生かす(自分の環境など)という観点から、グループを作り学習を進めた。
○ 調査活動(ニーズ、提案の具体性を探る)
西ノ島町民のニーズに合っているかを調べるため、アンケート等により調査活動を行いデータを集めた。また、提案が実現できるのか等を知るために、役場担当者・関係者等に問い合わせ、アドバイスをもらい、修正を重ねた。
○ 提案発表の場の設定
発表会当日は、中学2年生、保護者、行政職員を招き意見を交流した。さらには、ケーブルテレビで全町民に向け発信も行った。提案発表後には生徒一人一人が学習での成長点や将来の自分との関係性などを語る時間を設けた。
○ 振り返りの工夫
学習の振り返りにおいては、自分についた力(成長点)やグループのメンバーへの評価(協働)を行った。

3.児童・生徒に見られた変容(どのような力が身についたか等) 

・ インタビュー(対面・電話)活動を行うことで、
コ ミュニケーション力がついた。
・ アンケート作成の過程で、答える側の立場に立った質問の設定等を考えることができた。
・ 意見の相違があっても、互いの意見の良さや意見の根拠を見つけ折り合いをつけながら提案に結びつけることができた。
・ たくさんの情報から、必要な情報を選び分析し、課題解決に役立てる力がついた。
・ 課題解決のために、または地域をより良くしようとするために、以前にも増して自分にどんなことができるかを考えることができた。
・ ふるさとのことが好きだということを再認識することができた。

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テーマ
ふるさと教育
学校区分
中学校
教科
総合的な学習の時間
関連する教科
 
学年
中学3年
関連する学年
 
学校名
西ノ島町立西ノ島中学校
所管部門
隠岐教育事務所