子ども議会
学習を通じたふるさとへの愛着や誇りの醸成
1 特色ある取組の概要
子ども自らがテーマを設定し、地域に出かけていって調査やデータ分析をした上で提案にまとめ、実際の議場で町長や役場課長に向けて発表する。子どもなりの視点と言葉で「ふるさと海士をよくする」ために行う提案の場は、小学校のふるさと学習の集大成として位置づけられている。
2 各校のふるさと教育のねらいを達成するための授業(活動)のポイント(工夫)
- 教員と教育コーディネーターや教育委員会のスタッフが協働しながら、小学校6年生時における探究的な学びの見直しを図った
- 子どものやりたいこと(will)をサポートしていけるよう校内指導体制を工夫した
- 大人を交えた合同学習のあり方の見直しをおこなった
- 継続的に大人と協働的な学びを作ることができるよう工夫した
【取り組みの具体事例】
- 探究的な学びのプロセスの見直し:町の課題の改善からスタートするのではなく子ども自身の興味や関心を言語化することから始めた。テーマは「ワクワク・ドキドキ」
- 「おちゃ(茶)べり会」の実施:①の伴走役として地域の方を招いた。大人と子どもがお茶を飲みながらゆっくりと対話をする中で、子どもたちは自分の興味の種に気づいていった。
- 「中間発表会」の実施:②に協力いただいた地域の方々に、半年を経た子どもたちの提案を聞いていただいた。一人ひとりの成長を感じてもらい、本番に向けてのエールを頂いた。
- 上記の取り組みを活かすために、担任一人だけではなく管理職や他の教員にも指導に入ってもらった。一人の教員が受け持つ児童が2~3人なので動きやすく、子どもたちが自分のやりたいことに向けてすぐに行動できるようになった。
3 児童・生徒に見られた変容(どのような力が身についたか等)
- やりたいこと(will)から始めたことによって、これまでよりも主体的に自分の意見を出したり、調査活動に取り組んだりする姿が見られた。
- 大人と関わることで視野が広がったり、人と関わることでできることが増えたりするということを実感していることが見受けられた。
資料のダウンロード
- テーマ
- ふるさと教育
- 学校区分
- 小学校
- 教科
- 総合的な学習の時間
- 関連する教科
- 学年
- 小学6年
- 関連する学年
- 学校名
- 海士町立海士小学校・福井小学校
- 所管部門
- 隠岐教育事務所