出会いと対話から自分に気づく
地域の様々な「ひと」との対話を通して、地域に対する思いとともに多様な価値観に触れる。
1.特色ある取組の概要
ふるさと教育とキャリア教育を一体に捉え、様々な立場の「ひと」との対話を通して、地域に対する思いや一人の大人としての生き方や考え方についての話をしたり、聞いたりすることで、多様な価値観に触れる機会とする。
2学期に、2年生、3年生を対象に実施。様々な年代、職種、属性の大人が集まり、中学生との1対1の対話を行う。大人の関わり方が学習を深めるポイントとなるため、事前にツワト ーク参加についてのオリエンテーションを含めた研修を開催。大人にとっても中学生との対話や事前の準備が自己を振り返る機会となり、大人にとっての学びの場として本単元を捉える。
大人とのツワトーク後、3年生が小学生と1対1で対話をする。小中ツワトークを実施。同じ「卒業」という目標に向かい、学校生活の締めくくりを行う立場同士、これから大事にしていきたいことを話し合ったり、中学校生活への安心と希望を与える先輩からのアドバイスをしたりした。また、2年生については、3学期に津和野高校生と1対1で対話する「中高ツワト ーク」を実施。高校生が自身の中学校生活での学びや高校生活について話をすることで、中学校生活のラスト1年に対する意気込みや進学に向けての気持ちを高めたりすることができた。
2.各校のふるさと教育のねらいを達成するための授業(活動)のポイント(工夫)
・ 年度初めに教職員対象に対話のワークショップを開催し、対話を通して自己を見つめることを体感するとともに、子どもに身につけさせたい力をどのような場面で、どのように学ばせるかを意識しながら指導計画を立てた。
・ 大人の関わり方について事前の研修を行い、授業のねらいを共有した。
・ 1回のイベントで終わるのではなく、子どもたちの学びのつながり、発展を意識した指導計画を立てる(大人との対話→小学生・高校生との対話)
・ 生徒の感想だけでなく、生徒にとってとのような学びがあったのか伝えることで、大人の関わりに対する価値づけを行う。
・ 地域に対する思いを高め、やってみたいと感じた生徒に対して、魅力化コーディネーターや公民館が伴走し、学びのフィールドを地域へ広げるサポートを行う。
・ 津和野高校出身の大学生にも参加してもらうことで、高校生にとっての学びの場をするとともに、多様性の幅を広げる。
3.児童・生徒に見られた変容
・ 中学生版マイプロとして、地域課題に対して自分なりのチャレンジに取り組む姿が見られた。
・ 多様な価値に触れることで、より深く自分自身について振り返る場面が増えた。
- テーマ
- ふるさと教育
- 学校区分
- 中学校
- サブタイトル
- ツワトーク
- 教科
- 総合的な学習の時間
- 関連する教科
- 学年
- 中学3年
- 関連する学年
- 学校名
- 津和野町立津和野中学校
- 所管部門
- 益田教育事務所