1.取組の概要

■地域における公民館の役割を理解し、地域活動を実際に体験することで、地域活動の充実のために、自分たちができることを考える。また、次年度の益田東中学校区(益田地区・豊川地区・真砂地区)の地域資源を知り、活用する視点を持つとともに、地域の方々や園児・小学生と繋がる喜びを感じる。
≪取組の流れ≫
7月~公民館オリエンテーション(10日)、公民館プレゼン合戦(16日)、公民館体験(1)(27日)
8月~長期休業中の各地区のイベント等体験(有志)
9月~真砂地区研修(16日)
10月~公民館体験(2)(15日)、プレ提案発表(26日)
11月~文化祭でのステージ発表(7日)…提案発表資料を各公民館で展示
12月、1月~冬季休業中の各地区のイベント等体験(有志)、学年リーダー研修(1/5)
~次年度(3年次)の11月文化祭までのプロジェクト

2.ふるさと教育の視点を持った授業(活動)にせまるための授業づくりのポイント(工夫)

■多様な「ひと」の巻き込み…
各地区保育園(所)、つろうて子育て協議会の方々、食改の方々、まちづくりの会、益田公民館豊川公民館、真砂公民館、各地区出身の高校生、
■公民館との連携協働…
○中学校学年部と共に、事前協議を各地区公民館と重ね、「授業で学ばせたいこと」と「地域で取り組みたいこと(特に中学生と)」が重ねる部分を探り、お互いに「やりたい」部分を明確にしてからスタートした。
○放課後祝日、長期休業時の各公民館のイチオシの活動を定期的・積極的にインフォメーションしてもらった。中学校の後押しもあって、有志の活動に参加する生徒も多数いた。その生徒たちが学習活動の中でも主体的に活動する姿が印象的であった。

3.児童・生徒に見られた変容

■特に、ひととの出会いによって変化した点を中心に
○日常的に公民館に立ち寄り、地域活動に積極的に出かける中学生の姿が見られる。
○中学校の教員に対してはもちろん、地域の大人に対しても自分(自分たち)の意見やアイデアを伝える等、様々な場面において「学び」に向かう主体性の高まりを感じられる。
○他教科(国語科・理科・家庭科・社会科・数学科)横断的に学習内容が組まれていたため、それぞれの教科学習時間においても、学びを関連させながら意欲的に取り組む生徒の姿が見られた。
○中学生の提案発表を各地区の小学校教員・児童が聞いたり、逆に小学生のプロジェクト学習の成果物を中学校教諭・生徒に共有したことによって、互いに刺激を受け、より深く学ぼうという姿勢が感じられる。また、小学校の保・小の積み重ねを意識した中学校教諭の発問や学習内容の編成が、子どもたちの姿勢に良い影響を与えている。

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テーマ
ふるさと教育
学校区分
中学校
教科
総合的な学習の時間
関連する教科
 
学年
中学2年
関連する学年
 
学校名
益田市立益田東中学校
所管部門
益田教育事務所