スキー
地域の自然、人材を活用した学習を通して、地域を大切にする心情を養う。
1.特色ある取組の概要
県内でもまれな雪が多い自然環境の中で、生徒たちは生活している。近くには、その自然環境を生かしたスキー場もある。しかし、10年前と比較すると生徒たちがスキー場へ足を運
ぶ回数は激減しているようである。中には、スキー場へ行くのは、この小中学校でのスキー教室の時だけという生徒もいる。そこで、昨年度から、このふるさと飯南町の魅力の一つで
あるスキー場(雪山)に毎年全校生徒で出かけることで、ふるさとの壮大な自然環境を体感する機会、地域の方からの話を聞く機会を増やし、ふるさとを大切にする心情を養う取り組
みを行っている。(昨年度は、悪天候のため中止)
2.各校のふるさと教育のねらいを達成するための授業(活動)のポイント(工夫)
単純に体育の授業における技能の向上を目指すのではなく、事前・事後に地元にスキー場があって生涯にわたってスキーに親しむことのできる素晴らしさなどふるさと教育につながるガイダンスを行い、ふるさとに思いをはせる機会を設けている。その上で、スキー教室の際に講師の方に、このふるさと飯南町の壮大な自然環境の素晴らしさなどにも触れてもらうことで生徒の心情を揺さぶっていただくようにしている。
3.児童・生徒に見られた変容(どのような力が身についたか等)
昨年度は、悪天候のため企画だけにとどまったが、ふるさと教育につながる「全校スキー教室」を掲げたこと、今年度もその「全校スキー教室」の実施を計画したことで、今年度の3年生の総合的な学習の時間の「ふるさと飯南町に関する個人研究」の中に、飯南町の魅力の一つであるスキー場の活性化について研究したものもあった。この生徒は、課題を発見し、どうすれば活性化できるかインタビューしたり、アンケートを取ったり行動した。今年度の「全校スキー教室」よりも前の取り組みであったが、昨年度の「全校スキー教室」前後のガイダンスなどが影響してこうした取り組みにつながったと考える。
また、今年度の実施においては、久々に雪が多く、生徒たちは、このふるさとの自然環境の壮大さに改めて気づくとともにふるさとへの愛着を感じた生徒が多かった。2年生の中には、来年度の個人研究のテーマを探ること(課題発見)ができた生徒もいたようである。
- テーマ
- ふるさと教育
- 学校区分
- 中学校
- 教科
- 体育
- 関連する教科
- 学年
- 中学3年
- 関連する学年
- 学校名
- 飯南町立頓原中学校
- 所管部門
- 出雲教育事務所