1.特色ある取組の概要

〇獣害対策の意義と方法,獣の生態について
〇イノシシの活用と動物の命について
〇サツマイモ,大豆の苗植え・収穫

2.各校のふるさと教育のねらいを達成するための授業(活動)のポイント(工夫)

〇活動に携わっておられる方の想いを直接聞く(実感を伴う交流を大切にする)
〇他の教科とのつながりを意識して活動に取り組む(教科横断的にし、多角的な視点を持つ)

3.児童・生徒に見られた変容(どのような力が身についたか等)

〇畑を荒らす獣は悪くないという見方をもつようになった。
・野生にある草や果実より人間が作った野菜や果物の方がおいしいから,獣がそれを食べて味を覚えると,人間の作った作物を求めて里に下りてくることが多くなる。
・人間が正しい作物の管理や獣害対策をしないから獣が現れ,その結果,獣は畑を荒らす悪者として扱われるようになる。このことは人間の身勝手によるものだという見方もできる。
・野生に帰りなさいという思いを込めて,ロケット花火や電気柵などを使って獣を追い払う。
〇「人以外の動物」,「植物」,「人」の共通点やつながりについての理解が深まった。
・イノシシはきれい好き。川でよく体を洗っている。
・イノシシのお母さんも子宮で子どもを育てる。へその緒,羊水,胎盤もある。
・大豆の葉を食べる芋虫を,スズメバチが食べて駆除してくれる。
・サツマイモは虫に実をかじられると,食べられないように酸味や苦味を感じる成分を出す。
〇地球にはいろんな命が生きていている。その命は互いに関わりあっており,地球は人間だけのものではないという感覚を醸成することができた。

資料のダウンロード
テーマ
ふるさと教育
学校区分
小学校
教科
総合的な学習の時間
関連する教科
 
学年
小学5年
関連する学年
 
学校名
美郷町立邑智小学校
所管部門
浜田教育事務所