1.取組の概要

・周布川について資料や聞き取りを通して調べる。(川の特徴,水質,植生,暮らしとの関わり)
・周布川の生き物調べ(水生生物)を行う。
・川の環境を守るための地域の取り組みを,聞き取りを通して調べる。
・川の環境保全のために自分達にできることを考え,実践する。(ポスター作り)
・学習して分かったことや感じたことをまとめ,学習発表会で家族や地域の人に知らせる。

2.ふるさと教育の視点を持った授業(活動)にせまるための授業づくりのポイント(工夫)

コロナ禍で活動内容や範囲に制限が加わり,当初構想として考えていた活動ができないことも多かったが,可能な範囲で周布川に直接ふれたり,川に携わっている人とふれ合ったりしながら活動を進めたいと考えた。アクアス職員の山口さんが出前授業を受けてくださったり,水鳥公園を作って野鳥に餌付けをされている岡本さんの案内で野鳥観察をさせてもらったりしたことで,児童は高い意欲をもって調べ学習を進め,学習発表会で自信をもって発表することができた。

3.児童・生徒に見られた変容

・本や辞典,資料で調べることに抵抗感のある児童が多かったが,この学習をきっかけに,自分で調べて分かったり課題解決したりする体験が増え,調べようとする意欲が高まった。毎日見ているのにあまり気にも留めていなかった周布川について,学習を進めたことで,四季の様々な景色や動植物の様子,地域の行事などについての関心が一層高まった。水鳥公園は事後に自発的に観察に行く児童も出てきた。
・水生生物の調査(支流の内田川で実施),社会科の美川浄水場見学等によって,ふるさとの川の水質が誇れるものであることが分かり,その川の環境をずっと大切にしていこうとする思いが高まった。ポスターにもその思いが強く表現されていた。

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テーマ
ふるさと教育
学校区分
小学校
教科
総合的な学習の時間
関連する教科
 
学年
小学4年
関連する学年
 
学校名
浜田市立美川小学校