西ノ島の伝統を体験しよう
〔活用した教育資源〕神楽同好会 松新 俊典さん
ねらい
○島前神楽について、インタビューをしたり、実際に体験したりすることを通し西ノ島町で受け継がれてきた伝統文化の良さに気づき、西ノ島町への愛着を高める。(主体性・社会参画)
○学んだことや気づきについて、自分の言葉で振り返ったり、他者に伝えたいことを考えたりする。(振り返り)
1 取組の概要
(1)島前神楽のVTRを見て、知りたいことを考える。
(2)地域講師にインタビューする。
(3)島前神楽の先祓いの楽器と舞の体験を行う。(6時間)
(4)学習したことを振り返り、どのように発表するか考える。
2 ふるさとの「ひと・もの・こと」をどのような力を付けるために、どのような意図をもって活用したか。
(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
○西ノ島の伝統文化の良さに気づき、西ノ島への愛着を高めるために、島前神楽について、携わっている方にインタビューをしたり、指導してもらい楽器や舞を習得したりする。
(学力育成の視点から)
○地域の人との出会いや体験を通して、自分たちが調べたいことや伝えたいことを明確にするとともに表現する力を高める。
3 児童・生徒に見られた変容(どのような力が身に付いたか等)
(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
○古くから続く伝統文化の歴史を学び、島前神楽に対する理解を深めた。また、ふるさとに貢献する人々の思いに触れ、西ノ島に対して誇りや愛着の念を深めた。
○西ノ島の伝統文化である十方拝礼にも興味を広げた。また、授業以外でも祭りで見たいと興味を持った児童がいた。
(学力育成の視点から)
○必要となる情報を質問したり、さらに資料を探したりした。また、学習を深めよりよい発表となるように児童が進んで学習に取り組んだ。
4 課題や今後の展望
○教職経験が浅い教員が多いことも関係しているが、十分な体験活動をしてもそこから課題を見つけ広げ深めていくための技術が不足している。学年始休業、夏季休業等を利用して教職員一人一人のスキルアップと年間計画、指導計画などの修正や作成をしていきたい。
○地元出身の教員が少ないため学校だけで考えていくのではなく、公民館スタッフ、お世話になった地域の方々を交えながら、来年度以降の学習の在り方を検討することで学校・地域にとってより良いものになるようにしていく。
○コロナ禍ではあるが、保育園交流、地域サークル、福祉施設訪問など学習成果を発揮する場を開拓していきたい。そのことにより、児童の有用感を高め、さらには地域に貢献しようとする意欲に繋げていきたい。
- テーマ
- ふるさと教育
- 学校区分
- 小学校
- サブタイトル
- ~島前神楽~
- 教科
- 総合的な学習の時間
- 関連する教科
- 学年
- 小学3年
- 関連する学年
- 学校名
- 西ノ島町立西ノ島小学校
- 所管部門
- 隠岐教育事務所