ねらい

・様々な大人との対話を通して、多様な生き方や価値観にふれ、自らの生き方を考えるきっかけとする。
・益田に住んでいる人との対話から、ふるさと益田の良いところや課題に気づく。

1 取組の概要

益田市では、ライフキャリア教育を推進している。その中心的な活動でもある「益田版カタリ場」は大人と子どもが1対1で対話をし、子どもたちは益田の大人の多様な生き方や価値観にふれることで、自分自身の今後の生き方を考えるプログラムがある。この「益田版カタリ場」をこの単元の最後に位置づけ、単発のイベントにせず、通年で対話を意識した活動を展開したことが今回の取り組みの特徴である。
子どもたちは、計129名の多様な大人(Iターン者やブドウ農家、津和野の方々、映画館のオーナーなど)との対話を行いながら、対話した大人の想いや考えをまとめたものを図鑑にしていく活動を定期的に行った。
対話の場は、大人が1人に対して、3~5名の生徒が基本となり、20~30分程度の対話の時間を設定した。授業時間の中で、対話する大人を替えることで、多様な大人と出会うように工夫されていた。また、対話のきっかけになるように、質問カードを複数準備し、その質問から大人も子どもも対話を深めていく様子があった。

2 ふるさとの「ひと・もの・こと」をどのような力を付けるために、どのような意図をもって活用したか。


(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
・「益田には何もない」「益田には魅力的な大人がいない」と答える子どもたちが多い中、益田圏域で活躍する魅力的な大人と出会わせることで、ふるさと益田への自信と誇りを持たせる。
(学力育成の視点から)
・対話を繰り返すことによるコミュニケーションスキルの向上や、自分の想いを言語化する活動の積み重ねによって伝える力を育む。

3 児童・生徒に見られた変容(どのような力が身に付いたか等)

(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
・この一連の取り組みを通して、「益田には魅力的な大人が多い」と答えた生徒が86.7%もおり、「より多くの地域の大人と話してみたい」と答えた生徒が74.6%もいるなど、益田市の大人を魅力的だと感じ、さらに話してみたいという意欲が湧いている結果となった。
(学力育成の視点から)
・最終回に位置付けている「益田版カタリ場」において、自ら質問したり、これまでの自分の人生を語ったりするなど、主体性やコミュニケーション能力が上がっている様子が見受けられた。

4 課題や今後の展望

・生徒によって対話の質に差がある。1つの質問で終わるのではなく、その答えからさらに質問をくり返すといった対話のスキルを上げる必要がある。
・益田版カタリ場以外の多様な“ひと”との対話の場をこれからも増やしていきたい。

資料のダウンロード
テーマ
ふるさと教育
学校区分
中学校
教科
総合的な学習の時間
関連する教科
 
学年
中学1年
関連する学年
 
学校名
益田市立高津中学校
所管部門
益田教育事務所