ねらい

ヤマタノオロチ伝説について調べることを通して、身近な地域で、大切に受け継がれてきたものに興味を持ち、郷土に対して愛着をもてるようにする。

1 取組の概要

1)「ヤマタノオロチ伝説」について、書籍によって調べる。
2)学校の近くにある伝説の地に、観光ガイドの方と一緒に実際に赴き、現地に伝わる伝説を聞く。
3)見学で分かったことをまとめる。
4)分かったことや伝えたいことをまとめ、劇の台本を作る。
5)学習発表会で発表する。

2 ふるさとの「ひと・もの・こと」をどのような力を付けるために、どのような意図をもって活用したか。

(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
1)自分たちが捉え、感じた「ヤマタノオロチ伝説」を伝える場の設定
寺領っ子発表会で自分たちが捉え、感じた「ヤマタノオロチ伝説」を多くの人に知らせることで、子どもたち一人一人がふるさとへの愛着や誇りを高めることができるようにする。
2)「ヤマタノオロチ伝説」に関わる「ひと」「もの」「こと」と意図的にかかわらせる
ただその場所に行って「もの」「こと」に触れるだけでなく、伝説を詳しく調べ、たくさんの観光客に「ヤマタノオロチ伝説」のすばらしさを伝えておられる観光ガイドの方にゲストティーチャーとして話してもらうことで、「ヤマタノオロチ伝説」に関わる様々な人の想いを実感的に捉えたり、児童の興味や関心を高めたりすることができるようにする。

(学力育成の視点から)
〇相手意識をもった成果発表の場を設け、表現力の向上を目指す。
調べてまとめて終わりではなく、自分が実際に伝説の地を訪れ、ゲストティーチャーから話を聞いて感じたことをまとめ、学習発表会で劇化して保護者、地域の方に伝えることにより、相手意識をもって表現することができるようにする。

3 児童・生徒に見られた変容(どのような力が身に付いたか等)

(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
「ヤマタノオロチ伝説」について調べる中で、ふるさとに関する知識を深めるだけでなく、「この伝説を語り継ぎたい」「伝説の地を大切にしたい」という思いをもつことができた。

(学力育成の視点から)
劇化に向けて、台本作りや小道具作り、セリフの言い回しなど、児童が工夫しながら主体的に活動を進めた。
学習を通して、知り得た知識や感じた思いを相手意識を明確にしてしっかりと表現していた。

4 課題や今後の展望

寺領っ子発表会はコロナ禍のために入場人数制限が行われ、保護者を中心とした発表となった。今後はICTを活用し、より多くの人にふるさとへの子どもたちの想いを発信することができるよう工夫していきたい。

資料のダウンロード
テーマ
ふるさと教育
学校区分
小学校
教科
総合的な学習の時間
関連する教科
 
学年
小学4年
関連する学年
 
学校名
雲南市立寺領小学校
所管部門
出雲教育事務所