ねらい

砂子原の茶畑・茶工場を見学したり、坂本さんと加藤さんのお話を聞いたりすることを通して、地元の特産物についての理解をするとともに自分たちが地域のためにできることについて考える。

1 取組の概要

1)お茶について調べる
2)砂子原のお茶畑・茶工場を見学する
3)調べたり見学したりして分かったことをまとめる
4)砂子原のお茶産業の課題について考え、自分たちにできることを考える
5)砂子原のお茶をPRできるようなパッケージを作成し、お茶の袋に貼る
6)自分たちの作ったパッケージを貼ったお茶を地域の方々に配る
7)学んだことを学習発表会で発表する

2 ふるさとの「ひと・もの・こと」をどのような力を付けるために、どのような意図をもって活用したか。


(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
・茶業組合の坂本さん・加藤さんの話を聞いたり、実際に作業現場を見たりすることで、お茶を作っておられる方々の思いや苦労を理解できるようにした。思いや苦労を知ることで、砂子原のお茶畑ではたらく方々を尊敬する気持ちや砂子原のお茶産業のために自分たちにできることを考え行動する意欲を育むことにつながった。
・「知る」だけではなく「発信」することを重点におき、子どもたちが砂子原のお茶をPRすることを実践した。学校の中で完結させるのではなく、自分たちの作ったパッケージを貼ったお茶を「加茂総合センター」「加茂交流センター」「加茂子育て支援センター」に置かせてもらい、学習する中で抱いた自分たちの思いを地域に「発信」することができるような場の設定を行った。

(学力育成の視点から)
・学んだことをまとめる力の育成を図った。見学先で学んだことを、KJ法を用いてまとめたり、パッケージを作る際に砂子原のお茶の良さが伝わるような言葉を考えたりした。
・学習発表会での発表を通して、表現力の向上を図った。自分たちの学びを、簡潔に伝えられるように思考し、表現できるような場の設定を行った。自分たちが学んだことをスピーチ形式で発表する内容で、スピーチ原稿を自分たちで作成したり、身振り手振りも友だち同士でアドバイスをし合ったりして表現力を高めた。

3 児童・生徒に見られた変容(どのような力が身に付いたか等)

(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
・学習発表会でのスピーチ原稿や、学習の感想、地域の方へのお礼状などを見ると、「砂子原の方々の努力や苦労に感動した」「みんなに砂子原のお茶を買ってほしい」「砂子原のお茶畑を手伝いたい」という内容が見られ、砂子原のお茶畑ではたらく方々を尊敬する気持ちや自分も関わっていこうとする意欲の向上が見られた。
・加茂町の「よっといでまつり」で販売されていた砂子原のお茶を自分のおこづかいで買った児童もいた。砂子原茶業組合の方々に大変喜んでいただき、児童も満足感を感じていた。

(学力育成の視点から)
・学習した内容を、聞いている人に分かりやすい話し方を意識して発表しようとする姿が多く見られるようになった。
・次に行った三代のぶどうの学習では、お茶の学習で行った情報のまとめ方を生かし、すべての児童が「三代のぶどう新聞」を作成することができた。

4 課題や今後の展望

・砂子原茶業組合の高齢化やお茶畑の減少により、この学習がこれからもできるかという不安がある。今後の学習の継続の在り方を再考したり、その他の地域教材を探しておいたりする必要がある。

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テーマ
ふるさと教育
学校区分
小学校
教科
総合的な学習の時間
関連する教科
 
学年
小学3年
関連する学年
 
学校名
雲南市立加茂小学校
所管部門
出雲教育事務所