三沢の幸福論
〔活用した教育資源〕小さな拠点の活動(代表、参加者)
ねらい
三沢の自然とそこに生きる人々との関わりについての探究的な学習を通して、三沢にある問題を主体的に見出し、仲間と協力しながら問題を解決するとともに、地域の方と協力しながら自分たちで町を発展させる方法を考えたり、実践したりしていく。
1 取組の概要
総合的な学習の時間に、三沢の町をどのように盛り上げていけばいいのか、学校再編後に小学校をどのように利用したらいいのか、意見を出し合いまとめた。まとめた案(フリーマーケットとイベント)についてプレゼンテーションを行い、校長や地域の方に見てもらうことで自分たちの考えたことが本当に実現できるのか再び協議。プレゼンテーションを数回繰り返すことで案を練り上げフリーマーケットを行う。集めた資金を基にイベントを開く計画を再び練り直していく。
2 ふるさとの「ひと・もの・こと」をどのような力を付けるために、どのような意図をもって活用したか。
(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
・地域のサロン『和』に出向き、地域の人と話す中で、三沢の良い点や問題点について意見をいただく。地域の人から直接聞くことで、自分たちが気づかなかった良さや問題点を知ることができ、自分たちが何をしたらいいのか考えるきっかけとなった。
・学習発表会で、自分たちが考えた三沢を盛り上げるための取り組みを発表。また、地域の方に集まっていただき、プレゼンテーションを開催。保護者や地域の人から、「三沢のことをとてもよく考えた活動だから、ぜひ協力したい。」と言われ、その後の活動の活力となった。
(学力育成の視点から)
・自分たちが考えた活動を実現させるためには、様々な人の協力が必要であり、協力を得るためにプレゼンテーションを開催。プレゼンテーションの内容を何度も練り直し、納得のいく説明ができるように発表内容や方法を工夫した。
3 児童・生徒に見られた変容(どのような力が身に付いたか等)
(ふるさとへの愛着や誇り、貢献意欲の視点から)
・地域の方へプレゼンテーションを行うことで、フリーマーケットに向けて地域の方の協力を得ることができた。
さらに、フリーマーケットを開くためには何が必要か、いつまでに何をしたらいいのかなどを地元企業の方から数回にわたってレクチャーしていただいた。地域の方の熱心な後押しに子どもたちも奮起し、自分たちでフリーマーケットやイベントを成功させようという気もちが芽生えた。そこには、自分たちの力で三沢を盛り上げようという気もちが強く伝わってきた。
(学力育成の視点から)
・協力していただく地域の人に、何をどのように話したらいいのか、どのように表現したらより分かっていただけるのか、しっかりと意見をまとめたり、表現方法を工夫したりして発表することができるようになってきた。
・地域の未来について考える活動を通して、見通しをもって活動を進めていくことの重要性や順序立てて説明することの必要性を感じ、学校生活の様々な場面で少しずつ生かせるようになってきた。
4 課題や今後の展望
・今回の取り組みでは、いずれは学校再編で三沢小がなくなることを念頭に活動を進めてきた。三沢小学校がなくなった後も自分たちのふるさとをいつまでも大切にし、自分たちでふるさとの発展を考え、町を盛り上げる活動に積極的に取り組んだり、参加したりする子を育てたいと思い、この取り組みを進めてきた。結果として、フリーマーケットは実現できたが、その後のイベントは実現できずに終わった。学校から地域へ活動を移していくことを想定して取り組みを進めてきたが地域や保護者の協力は必要不可欠で、協力を得るためには多くの関門があることも実感した。それでも、今回の取り組みが次年度の取り組みのきっかけとなれば、この取り組みの意義はあったと考える。
- テーマ
- ふるさと教育
- 学校区分
- 小学校
- 教科
- 総合的な学習の時間
- 関連する教科
- 学年
- 小学6年
- 関連する学年
- 小学5年
- 学校名
- 奥出雲町立三沢小学校
- 所管部門
- 出雲教育事務所




